借金もできるだけお得に!同じ額でも手数料でこんなに差が出る

早急にお金が必要になったとき、どこかから借金をしようと考えたとして、同じ金額を借りたとしても返済額が変わってくることを御存じだろうか。借りる会社、借りる日時が異なれば返済の条件やサービスが変わってくるため金額にも変動が出る。その一番の原因は手数料だ。手数料とは借りた金額を返す条件によって決定される金利の事で、きちんと調べることなく身近なところでお金を借りていると、結構返す額が跳ね上がり、損をしていたということになりかねない。借りる際にもある程度の下調べが必要なのだ。

例えば、よく耳にするのは30日間利息無料というサービスだ。借りてから30日以内に返済できれば一切金利がかかることはない。給料日前にお金が必要になったけれど、給料が入ったらすぐに返せる、という人はとてもお得なサービスだ。ただ、このサービスは初回のみ、つまり初めてその会社から融資を受ける人にしか適用されないサービスだ。ゆえに数回利用したい場合は、前回とは違う会社を利用しなければ手数料が発生してしまう。

このサービスとは違って、何度でも利息無料で借りられるところもある。これは条件が合って、借りた日から7日間以内の返済ができれば、無利息でOKというものだ。一度そのサービスを利用して融資を受けても、翌月になればまた、7日間以内であれば無利息で融資を受けることができる。月末にどうしても少額不足して、月初には返せるという生活が定期的に続いているような人がいたら、その人には最適なサービスではないだろうか。

また、金利とは別に返済する際にも発生する手数料がある。これはATMなどを通して手軽に返済する場合に取られる手数料である。ある会社は、1万円を返済するのには105円の手数料が発生し、2万円以上だと210円かかる。5万円を返済するのに、持ち金があるときにその都度返済しようとして1万円ずつ5回に分けて返済すると手数料は525円。一括でまとめて返せば手数料210円。たかが315円の差額だが、そもそもお金がなくて借りている身からしたら1円でも無駄にはしたくないはずである。

そして最後に、金利が変動する条件が、借りる金額以外の場合もあるということを理解しておくべきである。それは、融資会社の「シメ日」の関わりである。ある会社のシメ日が5日だったとして、4日に借りるのと6日に借りるのとでは数十日分の金利の差額が発生してしまうことがある。これはそれぞれの会社の方針によって違いがあるので、その辺も詳しく下調べをしてから借りないと不必要な出費がかさんでしまうのだ。

結局、何をするに石橋をたたきながら渡るべきであり、急にお金に困ったからと言ってまず目にした金融会社に飛び込むなんてことは、絶対にしてはいけないのである。

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